【盛岡市 基礎のひび割れ補修・基礎塗装】0.3mmが分かれ目|寒冷地で進む凍害から土台を守る|K様邸
【盛岡市 基礎のひび割れ補修・基礎塗装】0.3mmが分かれ目|寒冷地で進む凍害から土台を守る|K様邸 施工データ
| 施工住所 | 岩手県盛岡市月が丘 |
|---|---|
| 施工内容 | その他工事・リフォーム工事 |
| エリア | 盛岡市 |
| 施工内容詳細 | 基礎のひび割れ(クラック)補修・基礎塗装(清掃・下地処理+2回塗り) |
| 工事を行ったきっかけ |
担当スタッフより
盛岡市月が丘のK様邸にて、基礎(きそ)の塗装を行いました。建物の足元にあるコンクリート部分だけを塗る工事です。「外壁はまだきれいなのに、基礎だけ黒ずんで古く見える」「細いひび割れが気になる」——そんなお悩みからのご依頼でした。
基礎は住まいを支える土台そのもの。ここでは「基礎のひび割れは放っておいて大丈夫なのか」「基礎は塗ったほうがいいのか」という2つの疑問に、プロの立場から正直にお答えします。
基礎のひび割れ(クラック)は放置して大丈夫?|分かれ目は幅0.3mm
基礎にひびを見つけると不安になりますが、すべてが危険なわけではありません。判断の基準は幅0.3mm・深さ4mmです。
■ ヘアークラック(幅0.3mm未満)
髪の毛ほどの細いひび。コンクリートが乾燥するときの収縮で生じるもので、直ちに建物の強度に影響することはありません。ただし水は確実に入ります。放置してよいという意味ではなく、「急がなくてよいが、いずれ手当てが必要」なレベルです。
■ 構造クラック(幅0.3mm以上/深さ4mm以上)
地盤の不同沈下、地震、鉄筋の腐食などが原因で発生します。とくに横方向に長く走るひびは、内部の鉄筋に沿って劣化が進んでいるサインのことがあり、早めの調査が必要です。斜めに走るひびも、建物の動きが原因である可能性があります。
ひび割れを放置するとどうなるか|「爆裂」という最悪のシナリオ
ひび割れの本当の怖さは、見た目ではなく中の鉄筋に水が届いてしまうことです。
ひび → 雨水・雪解け水が浸入 → 内部の鉄筋が錆びる → 錆びた鉄は体積が約2.5倍にふくらむ → 内側からコンクリートを押し割る(爆裂・はくり) → 基礎の耐力が落ちる。この流れが、数年〜十数年かけて静かに進行します。
そして岩手県のような寒冷地には、もうひとつの敵がいます。凍結融解です。ひびに入り込んだ水は凍ると体積が約9%増え、ひびを内側から押し広げます。これが毎冬くり返されるため、盛岡・滝沢エリアの基礎のひび割れは、温暖地よりも進行が速いと考えてください。「去年より広がった気がする」というご相談は決して珍しくありません。
基礎クラックの補修方法|幅によって工法が変わります
① 微弾性フィラー・専用補修材のすり込み(ヘアークラック向け)
細いひびに補修材をヘラですり込み、表面を平滑にしてから塗装します。手軽ですが、対象は0.3mm未満のひびに限られます。
② Uカットシール工法(0.3mm以上の場合)
ひびに沿ってU字(またはV字)に溝を削り、プライマーを塗ってからシーリング材を充填。その上をモルタルで平滑に均します。ひびを「埋める」のではなく、動きに追従できる弾性材を仕込むのがポイントで、再発しにくい工法です。
③ エポキシ樹脂低圧注入工法(深いひび・幅の広いひび)
専用の注入器でエポキシ樹脂をゆっくり内部まで送り込み、ひびの奥まで充填してコンクリートと一体化させます。鉄筋への水の到達を止めたい場合に有効です。
大切なのは、「補修してから塗装する」という順序。塗料を厚く塗ればひび割れは見えなくなりますが、それは隠しただけで直っていません。塗膜の下で水が入り続け、数年後には塗膜ごと浮いてきます。イエマモでは必ず、ひび割れの幅を測って工法を決めてから塗装工程に入ります。
基礎を塗装するとどうなる?|2つの効果
1. 家全体が引き締まって見える
基礎は目線に近い高さにあります。ここが黒ずんでいると、外壁がきれいでも家全体がくすんで見えてしまいます。グレーで整えるだけで、写真のとおり足元がぴしっと締まり、建物の輪郭が明確になります。費用対効果という点では、外構工事より手軽で印象の変化は大きい工事です。
2. コンクリートを水から守り、ひび割れの発生を抑える
コンクリートは水を吸う素材です。塗装で表面を覆うと吸水量が減り、凍害の進行がゆるやかになります。ひび割れ補修とセットで行えば「直す」と「守る」を同時にでき、次のひびが生まれにくい状態をつくれます。苔や藻も付きにくくなります。
基礎塗装で本当に大事なこと|「通気を止めない」塗料選び
「基礎 塗装 デメリット」と検索すると、「基礎を塗ると湿気が抜けなくなる」という指摘が出てきます。これは半分正しく、半分は誤解です。
正しくは、水蒸気を通さない塗料で密閉してしまうと危険ということ。コンクリートは内部の水分を表面から少しずつ逃がしています。その出口を塞ぐと、行き場を失った水分が塗膜の裏にたまり、数年で膨れて剥がれます。
そのため基礎塗装では透湿性のある(水蒸気は通すが水は弾く)塗料を選ぶのが鉄則です。「防水塗料を厚く塗れば長持ちする」という考えは、基礎に関しては逆効果。あわせて、床下換気口をふさがないこと、地面と接する部分まで無理に塗り込まないことも重要です。
施工の流れ
① 清掃・下地処理(苔や汚れ、ぜい弱な層の除去)→ ② ひび割れ・欠損部の補修 → ③ 養生(床下換気口を確実に保護)→ ④ 1回目塗装 → ⑤ 乾燥 → ⑥ 2回目塗装。K様邸では11月27日に1回目、11月29日に2回目を塗り、実質2日ほどで完了しました。足場が不要なので、外壁塗装に比べて工期も費用も抑えられます。
基礎だけの工事でもお受けします
「基礎のひび割れだけ」「基礎の塗装だけ」といった小規模な工事は、断られてしまうことも少なくありません。イエマモではこうしたご依頼も歓迎しています。
なお、外壁塗装をご予定であれば同時施工がおすすめです。養生や職人の手配が一度で済むため単独より割安になり、外壁と基礎の色バランスも一度に決められます。
基礎のひび割れ・基礎塗装によくあるご質問
Q. 基礎のひび割れは何ミリから危険ですか?
A. 幅0.3mm・深さ4mmが目安です。これ未満のヘアークラックは構造上ただちに問題になりませんが、水が入るため補修はしておきたいところ。0.3mmを超えるものは原因の調査を含めた対応が必要です。名刺の厚さがおよそ0.2〜0.3mmなので、差し込めるかどうかが簡易的な目安になります。
Q. 髪の毛くらいの細いひびも直したほうがいいですか?
A. 岩手のような寒冷地では、早めの補修をおすすめします。細いひびでも水が入れば冬に凍って膨張し、毎年少しずつ広がっていくためです。温暖地よりも「様子見」の期間は短く考えたほうが安全です。
Q. 塗装すればひび割れは直りますか?
A. 直りません。塗装で見えなくはなりますが、ひび自体は残っています。必ず補修を先に行い、その上で塗装してください。「塗って隠す」だけの施工は、数年後に塗膜ごと浮いてきます。
Q. 基礎のひび割れは保険で直せますか?
A. 地震が原因と認められる場合、地震保険の対象になることがあります。経年劣化や乾燥収縮によるひびは対象外です。判断が難しいケースが多いので、調査の際にあわせてご説明します。
Q. 基礎塗装はどれくらいもちますか?
A. 塗料や環境によりますが、おおむね8〜10年が目安です。地面に近く、雪や雨の跳ね返りを受ける部分から先に傷んできます。
Q. 基礎塗装にデメリットはありますか?
A. 透湿性のない塗料を使うと湿気がこもって剥がれることがあります。また、塗装するとひび割れが見えにくくなるため、施工前の点検が欠かせません。逆に言えば、塗料選びと事前点検さえきちんとしていればデメリットはほぼありません。
盛岡市で基礎のひび割れ・基礎塗装にお困りの方へ
イエマモは盛岡市・滝沢市・矢巾町・紫波町・八幡平市・雫石町を中心に、外壁塗装・屋根塗装と住まいのリフォームを手がけています。基礎のひび割れは、見つけた時点で幅を測って記録しておくと、進行しているかどうかが判断できます。写真を撮って日付を残しておくのもおすすめです。
「このひびは大丈夫?」「基礎だけでも見てもらえますか?」というご相談だけでも大歓迎です。無理に工事をおすすめすることはありません。様子見でよいものは、はっきりそうお伝えします。現地調査・お見積りは無料。まずはお気軽にお問い合わせください!
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施工前|塗装前の基礎
施工前の外観です。建物の足元を一周しているコンクリート部分が「基礎」。K様邸では黒ずみと苔状の汚れが目立ち、外壁はきれいなのにここだけ古びて見える状態でした。基礎は目線に近い高さにあるため、汚れが家全体の印象を大きく左右します。
基礎塗装 1回目
清掃と下地処理を終え、1回目の塗装へ。塗った部分と塗っていない部分の差がはっきり分かります。汚れやぜい弱な層が残ったまま塗ると密着せず数年で剥がれるため、塗る前の清掃が仕上がりと耐久性を決めます。ひび割れがある場合は、この前段階で必ず補修を済ませます。
基礎塗装 2回目
乾燥を確認してから2回目を塗り重ねます。1回塗りでは塗膜が薄く、下地の色ムラが透けてしまいます。2回塗りで規定の膜厚を確保することで、水の吸い込みを抑え、コンクリートを凍害から守る保護層になります。
完成|掃き出し窓まわり
窓下や玄関ステップとの取り合いも、ラインをまっすぐ通して仕上げます。基礎と土間コンクリートの境目がくっきり分かれると、それだけで足元が引き締まって見えます。
完成|側面の通路
建物の側面を通して均一に仕上がりました。ここは雨の跳ね返りや雪解け水を受け続ける、基礎の中でも最も過酷な場所。塗膜で覆っておくことで、水の吸い込みとそれに伴う凍害・ひび割れの進行を抑えられます。
完成|勝手口まわり
勝手口の段差まわりも丁寧に。細かい入り隅や設備との取り合いは刷毛に持ち替えて、塗り残しなく仕上げていきます。
完成|設備まわり
給湯設備や室外機の裏側といった、手の届きにくい部分まで塗り込んでいます。見えにくい場所ほど水がたまりやすく、劣化の起点になります。
完成|床下換気口まわり
床下換気口は絶対にふさがないよう養生して塗装します。基礎塗装では「通気を止めない」ことが鉄則。換気口をふさいだり、透湿性のない塗料で密閉したりすると、床下の湿気がこもって塗膜の剥がれや木部の腐食につながります。
















