【盛岡市 屋根外壁塗装】軒天の雨漏り原因はバルコニードレンの破損|寒冷地の凍結被害を塗装と同時に改善|T様邸
【盛岡市 屋根外壁塗装】軒天の雨漏り原因はバルコニードレンの破損|寒冷地の凍結被害を塗装と同時に改善|T様邸 施工データ
| 施工住所 | 岩手県盛岡市本宮 |
|---|---|
| 施工内容 | 外壁塗装屋根塗装防水工事コーキング打替その他工事・リフォーム工事 |
| エリア | 盛岡市 |
| 施工内容詳細 | 屋根塗装・外壁塗装・付帯部塗装・シーリング打ち替え・バルコニードレン交換(凍結による脱落)・バルコニー防水・軒天補修 |
| 工事を行ったきっかけ | |
| 外壁材 | 窯業系サイディング(縦張り) |
| 屋根材 | 化粧スレート屋根(タスペーサー使用) |
| 外壁使用塗料 | アステックペイント スーパーラジカルシリコンGH(35-40D 3分艶)/下塗り:エポパワーシーラー |
| 屋根使用塗料 | アステックペイント スーパーシャネツサーモSi(ミッドナイトブルー) |
担当スタッフより
盛岡市本宮のT様邸にて、屋根塗装・外壁塗装・付帯部塗装に加え、バルコニーの排水ドレン交換と軒天の補修を行いました。塗り替えのご相談でお伺いした現地調査で、バルコニーのドレン(排水口)の管が接続部から外れており、そこから落ちた水で下の軒天が傷んでいることが判明。塗装と同時に、雨漏りの原因そのものを断たせていただいた事例です。
外壁はダークブラウンからオリーブグリーンへ、屋根はミッドナイトブルーへ。仕上がりの印象も大きく変わりました。
雨漏りの原因は「バルコニーのドレン管が外れていた」ことでした
バルコニーの床には必ず排水口(ドレン)があります。床で受けた雨水はここに集まり、下に伸びる管を通って竪樋へ流れていきます。建物の中でいちばん雨水が集中する一点です。
T様邸では、このドレン本体と下の管をつなぐ接続部が抜けてしまっていました。管がつながっていなければ、バルコニーに降った雨は行き先を失い、そのまま建物の内部——軒天の裏側へ落ち続けます。屋根や外壁にはまったく問題がないのに軒天だけが傷む、というのはこのパターンです。
外から見ても分からないのが厄介なところで、床の上からはドレンのフタしか見えず、管が外れていても気づけません。今回も足場を組んで下から確認して、はじめて原因が特定できました。
なぜ管が外れたのか|寒冷地ならではの「凍結」が原因
管が抜けた原因は、冬の凍結によるものと考えられます。岩手県のような寒冷地では、次のようなことが毎年起きています。
① ドレンのストレーナー(丸いフタ)に落ち葉や砂がたまり、水はけが悪くなる → ② 抜けきらなかった水が管の中に残ったまま夜間に凍る → ③ 水は凍ると体積が約9%膨張し、内側から管と接続部を強く押し広げる → ④ 昼に融け、夜にまた凍る。この凍結融解が一冬に何十回も繰り返される → ⑤ 接続部が少しずつ緩み、ついに抜け落ちる。
実際に外した既存のストレーナーは、写真のとおり土や落ち葉がびっしり詰まった状態でした。「詰まり」そのものより、詰まりが引き起こす「凍結」のほうが建物にとっては深刻だとお考えください。関東以西ではあまり起こらない、雪国特有の壊れ方です。
凍結は塩ビ管の割れ、竪樋の破損、雪止めのゆるみなど、さまざまな形で表れます。盛岡・滝沢エリアで「去年までは何ともなかったのに、春になったら急に」というご相談が多いのは、冬のあいだに静かに進行しているからです。
こんなサインが出たらドレンを疑ってください
・雨のあと、バルコニーの床に水たまりが1時間以上残る
・ドレンの周りに土や苔、落ち葉がたまっている
・バルコニーの真下の軒天に、輪ジミや黒い汚れがある
・軒天のボードがたわんでいる、継ぎ目が浮いている
・雨のときだけ「ポタポタ」と音がする
・春先になって、急に軒天のシミが広がった
いちばん効く予防は、雪が降る前にドレンのゴミを取り除いておくことです。11月ごろに一度、ストレーナーを外して落ち葉と砂をさらっておくだけで、冬に水が滞留して凍るリスクを大きく下げられます。春の融雪後にもう一度見ておくと万全です。
今回の施工内容|ドレン交換と軒天の復旧
外れて傷んでいた既存ドレンと管を撤去し、新しいドレンへ交換しました。取り付け前に開口部の下地を清掃・乾燥させ、プライマーを塗布してから新しいドレン本体を固定し、周囲をトップコートで一体化させています。ここを丁寧にやらないと、新品に替えても取り合いから再び水が入ります。
あわせてバルコニー床の防水トップコートを2回塗りで更新し、水を受ける面全体をリフレッシュ。傷んでいた軒天は下地を確認したうえで、日本ペイント「ケンエースG-Ⅱ」(N-93)で2回塗りし、白くきれいに復旧しました。水の入口を止めてから仕上げる——この順序が何より大切です。
【屋根塗装】アステックペイント「スーパーシャネツサーモSi」(色:ミッドナイトブルー)
化粧スレート屋根には、遮熱性能を備えたシリコン系の屋根用塗料を採用しました。太陽光の赤外線を反射して屋根表面の温度上昇を抑えるため、夏場の2階の暑さがやわらぎます。色は深みのあるミッドナイトブルー。オリーブグリーンの外壁と合わせると、落ち着きのある大人っぽい配色になりました。
スレート屋根の塗装で欠かせないのがタスペーサーの挿入です。スレートは屋根材どうしの重なりに、内部に入った水を逃がすわずかな隙間があります。塗料でこの隙間が塞がると、水が抜けられず野地板を傷める「毛細管現象」による雨漏りを招きます。タスペーサーは、塗装後もこの縁切り(隙間)を確実に確保するための小さな部材。今回も下塗り2回のあと、全数挿入しています。
【外壁塗装】アステックペイント「スーパーラジカルシリコンGH」(色:35-40D/3分艶)
外壁にはラジカル制御型のシリコン塗料を使用。塗膜の劣化を引き起こす「ラジカル」の発生を抑える設計で、シリコングレードでありながら色あせやチョーキングに強いのが特長です。下塗りにはアステックペイント「エポパワーシーラー」を使用し、旧塗膜との密着をしっかり確保しました。
色は35-40D、艶は3分艶。もとのダークブラウンから大きくイメージを変えたいというご希望を受け、落ち着いたオリーブグリーンをご提案しました。3分艶に抑えることで、濃色でもテカりすぎない上品な質感に仕上がっています。
【シーリング・付帯部】
サイディングの目地とサッシまわりのシーリングは、既存を全撤去してから打ち替え。撤去後にハケで清掃し、プライマーを塗布したうえでセメダイン「POSシール」を充填しました。エアコンダクトのまわりも同様に処理しています。
破風板・雨樋・竪樋・エアコンダクトは日本ペイント「マックスシールド」トゥルーブラックで2回塗り。オリーブグリーンの外壁に黒の付帯部が効いて、輪郭がぴしっと締まりました。屋根の雪止め(スノーストップ)も撤去・再設置しています。
バルコニー・軒天のトラブルによくあるご質問
Q. 軒天にシミがあります。屋根が原因ですか?
A. 必ずしもそうとは限りません。バルコニーの真下や外壁際の軒天のシミは、今回のようにバルコニーのドレンや防水層が原因のことが非常に多いです。原因を特定せずに屋根を直しても止まらないため、まずは調査をおすすめします。
Q. ドレンの管が外れているかどうか、自分で確認できますか?
A. 上から見ただけでは分かりません。バルコニーの下に潜って軒天の点検口から見る、または足場を組んで確認する必要があります。「バルコニーの水はけが悪い」「軒天にシミがある」といった間接的なサインで判断するのが現実的です。
Q. 凍結でドレンが壊れるのを防ぐ方法はありますか?
A. 完全に防ぐことは難しいですが、冬前にゴミを取り除いて水がきちんと流れる状態にしておくのが最も効果的です。水が溜まらなければ凍る量も減ります。あわせて、既存のドレンが古い場合は塗り替えのタイミングで交換しておくと安心です。
Q. バルコニーのドレン交換だけ頼めますか?
A. できます。ただし足場が必要な高さの場合は、外壁塗装と同時に行うほうが足場代が1回で済み、結果的に割安になります。塗り替えのご予定があるなら、あわせてのご検討がおすすめです。
Q. 軒天が傷んでいたら、塗装では直りませんか?
A. 表面のシミ程度であれば塗装で対応できますが、ボードがふやけて強度を失っている場合は張り替えが必要です。いずれにしても、まず原因(水の入口)を止めてから仕上げるのが鉄則で、水を止めずに塗り直しても必ず再発します。
盛岡市で外壁塗装・雨漏りにお困りの方へ
イエマモは盛岡市・滝沢市・矢巾町・紫波町・八幡平市・雫石町を中心に、外壁塗装・屋根塗装と雨漏り修理を専門に手がけています。今回のT様邸のように、塗り替えの現地調査で「塗装だけでは解決しない不具合」が見つかることは珍しくありません。とくに寒冷地の岩手では、凍結による部材の破損・脱落が思わぬところで起きています。足場を組むタイミングは、普段見られない場所をまとめて点検できる絶好の機会でもあります。
「軒天にシミがある」「バルコニーの水はけが悪い」といった小さな違和感でも、お気軽にご相談ください。現地調査・お見積りは無料です!
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施工前|スノーネット撤去後の屋根
塗装前の化粧スレート屋根です。屋根に上がると苔と土がたまり、全体に色あせが進んでいました。雪止め(スノーネット)は塗装のためにいったん撤去し、工事の最後に再設置しています。
屋根 高圧洗浄
業務用高圧洗浄機で屋根の汚れと粉化した旧塗膜を洗い流します。ここを手抜きすると、どんな良い塗料でも数年で剥がれてしまう、塗装で最も大事な下準備です。
外壁 高圧洗浄
外壁も上から順に洗浄。縦張りサイディングの溝に入り込んだ汚れも、水圧で丁寧に落としていきます。バルコニーや軒天まわりも同時に洗浄しました。
シーリング撤去
サイディングの目地とサッシまわりの古いシーリングを、カッターで切り込みながら根こそぎ撤去。上から重ねるだけの「増し打ち」では厚みが足りないため、イエマモでは打ち替え工法を標準にしています。
シーリング撤去完了
撤去した目地に養生テープを貼り、充填の準備が整った状態です。テープの直線がそのまま仕上がりのラインになるため、ここでの精度が見た目を左右します。
シーリングプライマー塗布
溝の内部を清掃してから、専用プライマーを刷毛で塗布します。シーリング材と下地をがっちり結びつける接着剤の役割で、10年後の剥がれを防ぐ決め手になる工程です。
シーリング充填
シール材を隙間なく充填していきます。1成分形の変成シリコーンシーラントで、上から塗る塗料を汚染しにくいノンブリードタイプです。
シーリング仕上げ完了
ヘラで押さえてマスキングテープを剥がすと、目地が定規で引いたようにまっすぐ。雨水の侵入経路をしっかり塞ぎ、外壁の防水ラインが復活しました。
外壁 下塗り
アステックペイント「エポパワーシーラー」を塗布。水性形一液の外壁用エポキシ系下塗り材で、旧塗膜との密着を高めます。ダークブラウンから濃いグリーンへ大きく色を変えるため、下地を白く均一に整えることも狙いです。
外壁 中塗り
アステックペイント「スーパーラジカルシリコンGH」35-40Dの1回目。ここでオリーブグリーンが姿を現します。ラジカル制御型で、シリコングレードながら色あせに強いのが特長です。
使用材料|外壁塗料
「ラジカル革命」スーパーラジカルシリコンGH 3分艶、色番35-40D。塗膜の劣化を引き起こすラジカルの発生を抑える設計で、コストと耐久性のバランスに優れた人気の塗料です。
外壁 上塗り
仕上げの2回目。ローラーの重ね幅を一定に保ちながら塗り進めることで、光の当たり方が変わってもムラの出ない均一な塗膜になります。艶は3分艶で、濃色でもテカりすぎない上品な質感に。
屋根 下塗り 1回目
スレート屋根の下塗り1回目。スレートは塗料をよく吸い込むため、下塗りを2回入れて吸い込みを止め、上塗りが本来の性能を発揮できる土台をつくります。
屋根 下塗り 2回目
2回目の下塗り。1回目で吸い込んだ分をしっかり埋め、屋根面全体を均一な状態に整えます。この工程を省くと上塗りがムラになり、耐用年数も短くなります。
タスペーサー挿入
スレート屋根の塗装で欠かせない工程です。屋根材の重なりに小さな部材を差し込み、塗料で塞がれた隙間を確保します。この縁切りをしないと内部に入った水が抜けられず、毛細管現象で野地板を傷める雨漏りの原因になります。
屋根 上塗り 1回目
アステックペイント「スーパーシャネツサーモSi」ミッドナイトブルーの1回目。太陽光の赤外線を反射する遮熱塗料で、夏場の屋根表面温度の上昇を抑えてくれます。
屋根 上塗り 2回目
2回目を塗り重ね、深みのある紺色に。下塗り2回+上塗り2回の計4工程で所定の膜厚を確保し、メーカーが想定する耐用年数をきちんと発揮できる屋根になりました。
軒天の破損部|ドレン改修部
バルコニー下の軒天破損部です。
施工前|堆積物で埋まったドレンのストレーナー
バルコニーの排水口から取り外したストレーナー(丸いフタ)です。土と落ち葉がびっしり詰まり、水がほとんど流れない状態でした。この「水が抜けない」状況が、冬の凍結被害を招く出発点になります。
施工前|外れていたドレン管の撤去
撤去した既存のドレンと管です。今回の雨漏りの原因は、この管がドレン本体との接続部から外れていたこと。管がつながっていなければ、バルコニーに降った雨はそのまま軒天の裏側へ落ち続けます。冬の凍結で内部の水が膨張し、接続部が押し広げられて抜けたものと考えられます。
ドレン撤去後の開口部
既存のドレンを撤去した状態です。開口部のまわりが黒く変色しているのが、長く水が回り続けていた跡。新しいドレンを取り付ける前に、この下地を清掃し十分に乾燥させます。
新しいドレンの取付け
下地にプライマーを塗布したうえで、新しいドレンを固定します。部材を交換するだけでは不十分で、取り合い部分を確実に一体化させないと、新品に替えても同じ場所から水が入ります。
ドレンまわりトップコート仕上げ
ドレンの周囲をトップコートで包み込み、防水層と一体化させました。ここまでやって初めて「原因を断った」と言えます。管の接続もやり直し、雨水が確実に竪樋へ流れる状態になりました。
バルコニー 防水トップコート
水を受ける面全体もリフレッシュ。防水トップコートを2回塗りし、紫外線から下層の防水層を守る保護膜を新しくしました。床の水はけが戻れば、冬に水が滞留して凍るリスクも下がります。
破風・雨樋 ケレン
塗装前に研磨材で表面を目荒らし。旧塗膜のツヤを落として細かい傷をつけることで、新しい塗料の食いつきが格段によくなります。付帯部塗装の仕上がりを左右する下地処理です。
破風・雨樋 塗装
日本ペイント「マックスシールド」トゥルーブラックで2回塗り。破風板と雨樋は雨風を最も受け止める部位なので、耐候性の高い塗料でしっかり守ります。オリーブグリーンの外壁に黒が効いて輪郭が締まります。
軒天 1回目
日本ペイント「ケンエースG-Ⅱ」N-93を塗布。防カビ性が高く、湿気がこもりやすい軒裏に適した塗料です。ドレンの水漏れで傷んでいた箇所は、下地の状態を確認したうえで進めました。
軒天 2回目
2回目の塗り重ねで白さがぐっと引き締まりました。軒天が明るくなると、見上げたときの家全体の印象が驚くほど変わります。
完成
仕上がりの状態です。(カーポートは画像処理で削除しています。)









































